It Wokashi

300年続く和菓子に新たな価値を。

三重県で300年以上続く老舗和菓子屋・大徳屋兆久の16代目が挑む、新ブランド【It Wokashi】の立ち上げを総合支援。 「飲めるほどにやわらかい大福」と再定義し、ユニークな味の組み合わせと高級感のあるパッケージ開発で、180円の大福を350円の付加価値商品へとアップデートしました。

It Wokashi
It Wokashi

「いとおかし」という名前に込めた宣言

古語で「趣き深い」を意味し、英語では「This is it」とも読める店名は、老舗の血筋を持ちながら新しい世代へ向けて踏み出す、ひとつの宣言です。毎月変わる練り切りには季節の植物と文学的な意味やモチーフを取り入れ、和菓子の奥深さを現代の言葉で届け続けています。

失敗から生まれた、「凍らせる大福」というコンセプト

半年間の開発期間のなかで、ひとつの気づきがありました。やわらかくしすぎて手で持てなくなった大福を、凍らせて販売する——失敗がそのままコンセプトになった瞬間です。「飲めるほどにやわらかい」という逆転の発想は、こうして生まれました。

掛け算で設計する、味の組み合わせ

商品設計は、生地とフィリングの「掛け算」で考えました。 プレーン×生クリーム、いちご×ピンクペッパー、ほうじ茶×チョコレート、マンゴー×ごま——定番の枠を超えた組み合わせが、若い世代の「これ食べてみたい」を引き出します。

台湾茶風味の白餡、麦茶風味の餡など、お茶の香りのがする餡を使用したどら焼きの展開

毎月変わる練り切りには季節の植物と文学的なモチーフを取り入れ、和菓子の奥深さを現代の言葉で届け続けています。

こだわり抜いたパッケージと、DIYの店舗

パッケージには印刷に向かないとされる紙の裏側を表に使用し、3回重ね刷りして色を沈ませるこだわりを実装。店舗の内装は壁・床・テーブル・看板までDIYで仕上げました。予算をかけずに世界観をつくる、その姿勢がブランドの個性そのものになっています。